矯正終了後の『後戻り』とは？

矯正治療後の後戻りとは、矯正治療によって動かした歯が元の位置に戻ろうとすることです。矯正治療では、歯に装着した矯正装置が歯を動かし、歯並びを整えます。しかし、矯正装置を取り外すと歯に力がかからなくなるため、少しずつ元の位置まで戻ってしまうのです。
もし、歯が元の位置に戻ってしまえば、矯正治療にかけた費用と時間が無駄になります。
そのようにならないために、歯を動かした後は、後戻りを防ぐために保定装置を装着します。

後戻りの原因

綺麗な歯並びを維持するために

矯正装置を取り外した後も理想の歯並びを維持するには、十分な保定期間を設け、歯槽骨や歯茎の周りなどを安定させる必要があります。矯正治療には数年かかることもあり、保定装置の装着に大きな負担を感じてしまう患者さまもいらっしゃいますが、理想の歯並びを維持するためにも、最後まで歯科医師の指示に従って治療を受けていただくことが大切です。

定期健診が重要

歯並びが整っても、セルフケアを怠ってむし歯や歯周病で歯を失ってしまえば元も子もありません。歯の健康を維持するには、定期健診で口腔内チェックや歯のクリーニングを受けていただく必要があります。ご自身では気づきにくい小さな変化を発見できれば、治療期間や治療費の負担を軽減できます。

当院では、矯正治療だけではなく、むし歯や歯周病の治療も行っているため、お口のトラブルの早期発見・早期治療が可能です。矯正治療後の不安やお口のトラブルのお悩みなどは、当院までお気軽にご相談ください。

歯科医院で行うクリーニングがおすすめ！

日々のセルフケアだけでは、お口の中の食べかすや歯垢、歯石などを取り除くことはできません。歯の健康を維持するためにも、歯科医院の歯のクリーニングをご活用ください。歯のクリーニングとは、専門的な器具を用いて歯と歯の間や歯の裏側、歯と歯茎の間など磨き残しやすいところに残った汚れ、歯垢、歯石などを徹底的に除去する処置です。

矯正治療中や保定中は、装置が邪魔をして歯ブラシがお口の中すみずみまで届きにくいため、セルフケアと歯のクリーニングの重要性が高まります。きれいな歯並びと健康な歯を保つためにも、歯科医院で定期的に歯のクリーニングを受けることをおすすめします。